幻の絵本
最近子供向けの絵本を探しに地元の図書館に出掛けます。もっと子供の感動できる絵本は無いか、学びになる絵本はないか、自分の目でもっと確かめたいという気持ちが強いです。
そんな中、今回是非子供に読んで欲しい一冊がこちら。

著作者名-長沢明
出版社-福音館書店
「あおいトラ」。実はこの本の存在は知っていたのですが、なかなか手に入らない幻の本なんですね。というのも「こどものとも」という定期購読絵本であり、単品で購入することは不可能なのです。アマゾンや楽天はもちろん書店を探し回ってもなかなか出回っていない貴重な絵本、でも是非一度読んで欲しい絵本でもあります。
そんな本があったのかと言うと、あったんです。図書館に。ダメもとで検索を掛けてみたらちゃんと図書館の棚に隠れていました。まさかこの本を読み聞かせ出来る日がくるとは・・と感動してしまいました。
後日、あおいトラを無事こちらから購入することが出来ました。

こども古本店
こども古本店さんは普段は売っていないこどもの絵本などが中古で販売されている可能性があるので、是非覗いてみてください。
あおいトラのあらすじ
青いトラは様々な動物と出会います。
シマウマさんと出会います。

「こんにちは、君は誰?」
「トラだよ!」
「シマシマないのに?」
「トラだもん・・・」
フラミンゴさんに出会います。

「こんにちは、君は誰?」
「トラだよ!」
「青いのに?」
青いトラは落ち込みます。
「でも、ヒゲがあるし、ジャンプだって、ほら!」
と、飛び上がったその時、池に落ちてしまいます。するとそこから巨大なナマズが上がってきて、トラを乗せて大空までジャンプします。驚いた青いトラは思わず叫びます。その叫び声を聞いたナマズが聞きます。

「良い声じゃな!おぬしは誰じゃ?」
眼下には様々な多様な生き物が存在していることを空中から見下ろせます。様々な生き物がいても良い、自分は自分で良いと感じたトラは叫びます。
「僕はトラだ!青いトラだ!」
そしてナマズが言います。
「そうか。かっこいいな!」
自分の存在を認めてあげるということ
いかがだったでしょうか?最後は堂々と自分は青いトラであることに誇りを持ちましたね。ここから学べることは何でしょう?
「自分が何者か、何になるのか、決めるのは自分自身であり、自分自身で決めて良い」ということです。
自分って一体何者なのか、それを意外にも証明するのは難しいのかもしれません。そして自分という存在の定義を相手が一方的に決めつけてくる瞬間があります。私にも散々こんな経験がありました。

社員よりも頑張って出来高上げたぞー



でも派遣でしょ?給料上がらないのに頑張ってどうするの?



派遣は頑張るなと?・・・
また、こんなこともありました。



クラウドソーシングでホームページ作成依頼をこなしまし
た。



ホームページ制作会社で勤めた経験無いし、それで食べて行けてないんだから、プロでもなんでもないよね?



いや、プロとして仕事をしたつもりだし!食べていけないならWEBエンジニアを名乗っちゃいけないんかい!
などなど、周りは自分の実績や頑張り、自分が何者かを簡単に否定してきます。
でも自分は派遣社員である以上に社会人として、自分なりに努力し数字を出してきた自負はありましたし、WEBエンジニアとしてクライアントの要望に応えて仕事をしてきたつもりです。だから私はその経験や当時の自分の存在に今も胸をはっています。
あおいトラのように自分の存在をぐらつかされる経験はきっと誰にもあると思います。へこむこともあります。でも自分の存在は自分で決めて良い。そしてそれを認めてくれる人は必ずいるということです。だから決して諦めてはいけない、ということがこの絵本には書かれているのです。
この本を通して子供の自己肯定感を上げ、親は常にその存在を認めていますよ、私は常に子供に読み聞かせする時はそんなメッセージを込めて子供に読んであげます。
子供の存在を一番に認めてあげられるのは誰でしょうか?他でもない親であるあなたたちだと思います。
是非実際に手に取って読んでみてください。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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