みんなで力を合わせる大切さを教える絵本。猫の絵本じゃない絵本。「こねこのはなしではないおはなし」

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こねこのはなしではないおはなしのあらすじ

ある1匹の猫が車の下ではらぺこで寂しそうに鳴いています。その様子を散歩していた犬がたまたま通りかかって猫を見つけます。

そして犬を他人の女性に見ててもらい、飼い主は猫の様子を見守り、双子の男性が段ボールを持ってきてくれ、向かいでお茶を飲んでいた人がミルクを分けてくれます。

その様子を見ていた子猫は「ファー」と警戒しますが、みんなの力もありその子猫を保護することに成功します。子猫は子供の手の中ですっかりなついて、幸せそうです。

そうして猫を救出した人たちが集まって猫を囲ってパーティーをしました。

このお話は作者のランドール・ド・セーブさんが実際に家のそばで起きた親切なご近所さんによる、車の下からの救出劇から着想を得たものだそうです。たった1匹の子猫をみんなの力で救った素晴らしい実話ですね。

「これは子猫のお話ではありません」

この一文から始まり

「飼い主の代わりに犬を抱きかかえていた女の人の話ではありません」
「段ボールを持ってきた双子の話でもありません」

と、救出に来た人たちのストーリーでないことが記述され、「結局誰の話になっていくの?」とどんどん次の話に引き込まれていきます。

最終的にこれは誰の話でもなく、立ち止まったり、見守ったり、何かを持ってくること、そして分け与えること、さまざまな人が力を合わせることの大切さを気付くこと、それがこの本の主役だったようです。

小さな優しさが命を救う力になる

このお話から学べること。それは「みんなが出来ることをほんの少しやれば、きっと小さな命も救える」。そんな事を思えるのです。

別に大きいことや、自分にとってのベストを必ず尽くさなければならないというわけではありません。自分の出来ることの一部や、ほんの少し出来ることを誰かにしてあげることが大きな力になるのです。

あなたには、出来る事と出来ない事があります。出来ない事は無理にしなくても良いし、あなたに出来ることを出来る範囲でしてあげればそれで良いのです。

例えば寄付。

「ちょっと余ったお釣りをちょっと寄付したって何の力になれないよね。しかも余った邪魔なお金を入れるってなんだか善意がなくて良くない気がする・・」

そんな事を思う瞬間もあるかもしれません。でも、そんなちょっと邪魔だから入れた小銭もみんなが入れれば人1人の命を救うお金になることもあるのです。そしてお金はお金であり、そこに善意があるとか無いとかどうでも良いのです。

例えば道を聞かれたとき。

外人さんに英語で話しかけられると、固まってしまいますよね(笑)。日本人はどうしても完璧に喋れないととか苦手意識があると思うのですが、別に喋れなくても良いのです。単語だけでなんとか話せば良いし、それがダメでも身振り手振りでも一所懸命動かしていればなんとか伝わるのです。

何も言わず手を引いて案内所や地図で示してあげても良い。ダメなら他の人を呼べば良い。今あなたが出来ることを出来る範囲でしてあげましょう。

そして、あなたが抱えているちょっとした悩みやトラブルも、実はちょっと「助けて」って言うだけで救える人は大勢いるのです。そして思っている以上に、あなたを助けたい人、助けてと言って欲しい人は周りにいます。そういう人たちの力をたまには借りましょう。

10年抱えた悩みも実は隣に住む誰かが一瞬で解決する方法を知っているかもしれません。ボランティアや非営利団体の人たちも、ずっとあなたが悩みを話してくれるのを待っているのかもしれません。だから困ったり、助けが欲しいときは遠慮無く声を掛けてみると良いです。

逆に誰かにSOSを求められたときは、一度立ち止まってみてあげてください。きっとあなたしか救うことの出来ない悩みがあるのかもしれません。

この世界はあなたが思っているよりずっと優しい。そしてちょっとの優しさを持っていれば良い。みんなの小さな優しさが外に出れば、多くの人を救える。そんな事をこの本は教えてくれるのです。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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