
鴨川の旅も2日目を迎えました。
今回は再び旧天津小湊町、内浦に戻り、2つのスポットを訪れたいと思います。
鯛の浦遊覧船と誕生寺の駐車場。無料駐車場は?
今回は日蓮聖人誕生の地、誕生寺と鯛ノ浦遊覧船を訪れたいと思います。この2つはかなり近い位置に隣接してるので、どこか駐車場に止めることが出来れば2カ所とも観光できます。

実際に目で見た駐車場とネットで調べた結果、主要な駐車場は3つ。

この赤い矢印の場所が駐車場です。
・小湊駐車場(有料。普通車600円)
・松孝商店(有料。普通車600円。お土産を買えば無料に)
・市営小湊駅前駐車場(無料。徒歩10~15分程度)
順番に見てみましょう。
小湊駐車場
コインパーキング式で入る通常の駐車場です。
鯛ノ浦遊覧船及び誕生寺から近いので、特にお土産を買わない。けれども近くに止めたいという方はこちらを利用すると良さそうです。
松孝商店
お土産屋さんで600円以上買い物すると駐車場台が無料になる駐車場です。よくあるお土産屋さんの典型ですね。予めお土産を買う予定がある方はこちらに止めても良いかもしれません。ただ一応口コミには賛否両論が(笑)。お土産を買わないのであれば慎重にという感じです。
市営小湊駅前駐車場
こちらは安房小湊駅近くにある無料の市営駐車場です。無料なので600円払わず10~15分程度歩いても良いという方であればこちらがオススメです。100台程止められるので、ゆったりしています。隣にセブンイレブンもあるのでトイレや買い物にも困りません。私はここに止めて歩いて行きました。
ただ、私が行ったのは冬の平日ですので、夏の海水浴シーズンともなると内浦海水浴場の影響で満車になる恐れもあるかもしれません。
創価学会や立正佼成会に大きな影響を与えた日蓮聖人の誕生地
誕生寺
所在地:
千葉県鴨川市小湊183
拝観料:
無料(祖師堂内特別拝観:500円。宝物館:500円)

ここは日蓮宗の日蓮が生まれた場所。誕生寺です。日蓮と言えば、法華経こそが最も優れた経典であるとしています。その法華経を広めるために幕府や他の宗派の批判や嫌がらせを受けながらも決してその考えを曲げずに日蓮宗という新しい教えを確立しました。

お釈迦様の教えをまとめたお経の数は8万4000にものぼります。法華経はその中のお経の1つ。ワンピースでも8万4000巻あったら読みたくないですね(笑)。その中でも最もワンピースが面白く、作者の尾田栄一郎さんが伝えたい事の全ては魚人島にある。だからここを読め!的な感じですかね。
この法華経の教えは数万あるお経の中でもとても影響力のあるお経のようで、現代の仏教系の新興宗教にも大きな影響を与えました。創価学会と立正佼成会、この2つの宗教も法華経が一番素晴らしいとしています。日蓮の教えが現代まで大きな影響を与えていることが分かりますね。
ちなみに日蓮は他の仏教宗派を邪教とし、他の宗派を徹底的に批判しました。そのため命を狙われたり、島流しにされたり、それでも自分の思う正義をどこまでも曲げなかったようです。だれよりもお釈迦様の研究をし、極めたからこそ、絶対に曲げず、妥協せずに自分の教えが正しいと広めぬいた信念の人だと言えるでしょう。とはいえ、自分の教えや考えだけを絶対正しいとして、他人を批判するのはあまりにも過激でオススメはしません。
日蓮について、そして法華経の素晴らしさなどは、私も改めて研究してみたいと思います。

ファイナルファンタジーなどの画で有名な天野喜孝さんが法華経の研究をし、法華経の世界の画を描いたそう。法華経の世界観を再現するために法華経を研究し、1年かけて法華経の世界を描いたのだそう。宝物館内は撮影禁止でしたが、是非一度その壮大さを見学してみてください。写真は撮り忘れたのですが、確か天野喜孝さんが書いたこの法華経画の御朱印帳もありました。
その他、天野氏が手掛ける法華経画のグッズストアもあるみたいなので、是非覗いてみてください。
法華経画グッズストアの情報

あまり良い画像が撮れなかったので、デザイン素材屋さんから正面の画像をアップしてみます。

私はこちらの御朱印を頂きました。日蓮大聖人が描かれた素敵な御朱印です。
鯛ノ浦遊覧船の口コミ
鯛ノ浦遊覧船
所在地:
千葉県鴨川市小湊183−8
運賃:
大人(中学生以上):1200円
子供:600円
幼稚園、保育園:無料
所要時間:
おおよそ25分程度
公式ホームページ
こちら
※波や天候によって運行状況や営業時間が変わるので要チェック

鯛の浦は鯛が特別天然記念物に指定されていて、鯛を捕獲することは禁止されています。鯛も捕まることがないのを知っているので遊覧船で間近に見ることが出来るとか。早速乗ってみました。
船内はかなり揺れます。船酔いのためにエチケット袋も用意されていますが、酔いやすい人は要注意です。私は出来る限り遠くを見てました。
25分間、軽く鯛の浦周辺を案内してくれた後、鯛が見れるスポットでエサをまいて鯛を呼び寄せます。鯛の群れをみることが出来るなんて!と期待を膨らましていました。

何やら近づいてきましたよ。うん?これは?鯛なのか??ビジュアルがイメージとあまりにも違うような・・
ヒラマサでした。餌をまいていたおじさんも「今日は鯛来なかったねー」なんて言ってました。なんと鯛の浦まで来て船に乗って激しい船酔いを我慢したにも関わらず鯛を見ることが出来なかった。後でYouTubeで確認してみたところ、鯛が来ることは意外と少なく、今や鯛の浦は鯛のいないヒラマサの浦と化しているようです。
厳密には鯛がいないわけではなく、ヒラマサが餌をもらえることがわかっていて、なわばりを張ってしまっているのでしょう。鯛を間近で見るというのは、けっこう敷居の高い事なのかもしれません。まあ、もし見ることが出来たらラッキーと思いましょう。こればかりは自然なのでどうしようもありません。
鯛ノ浦遊歩道を散歩

鯛の浦遊覧船からほど近いところにある鯛の浦遊歩道で鯛の浦の海岸沿いを散歩できます。ここ鯛の浦は日蓮大聖人によって殺傷禁断の地となったそうです。日蓮大聖人の誕生の時に鯛が海を舞い踊ったという伝説も残されています。ここ鯛の浦はやはり鯛が大事にされているスポットなのですね。

私の祖父やそのご先祖もこの鯛の浦周辺でどのような暮らしをして、日々思いを馳せていたのでしょうか。先祖の息遣いを感じる旅。次回はおせんごろがしに行きたいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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