世界から見た日本人の弱さ
最近ニュースを見ていたらこんな記事が目に飛び込んで来ました。
「オーストラリアの炊き出しに日本人の列」
何でも円安の影響で今オーストラリアなどの海外での出稼ぎに行く若者が増えたそう。ところが英語がなかなか通じなくて仕事をもらえないケースが多いんだとか。しかも近年同じように出稼ぎに来ている英語の出来るフィリピン人や韓国人に仕事を奪われなかなか仕事に就けずに、しまいには炊き出しに並んでいるという日本人が多いという。
もともと物価高の影響で何でも高いので贅沢は出来ないし、最終的にお金を稼ぎに来たつもりが就職難で資金を減らしているケースも少なくないようです。
この時に私が強く思ったのが「外国における日本人弱い!」ってことです。
豊かで強い日本という幻想
これから先は外国の考え方を基準とするインターナショナルなものの考え方がどんどん日本で標準化されていきます。例えば仕事。今までは年功序列で仕事が出来なくてもどんどん昇給するという日本の考え方は淘汰されていきます。
正社員であっても使えなければクビ、仕事出来る人は若くてもお給料は増え、勤務年数が長くても仕事出来ない人は給料はどんどん減らされる。考えてみれば当たり前で良い基準と思いますが、正社員なら安泰、大企業なら何もしなくても給料は増えていく、という考えは危険になるでしょう。
で、冒頭にもあったようなじゃあ海外に出れば稼げるから、といざ海外に出てみたら英語が出来ない、国際競争力の低さで仕事に就けないという理由で半難民化してしまうという未来も十分起こりえます。
それにも関わらず未だに「豊かで強い日本」という夢見がちなフレーズが日本に流れていますが、私は常々自分や自分の子供の時代に日本という国の危機意識を感じているし、この危機感を持って常に未来を見据えたいと思うようになりました。そしてこれからの日本人に必要なものは何か?これからの教育に何が必要かを考えるようになりました。
幼児教育から強化していくべき能力
これからの教育に必要なのは英語力、そしてインターナショナルな考えを持つことです。
前述の例を見て分かるとおり、日本人の英語力は乏しく、世界的な競争力では他の国の人と競争していくことは難しくなっています。日本国内でも訪日する外国人は年々増加し、外資系企業が続々と参入する日は近いです。
日本国内で戦う、生き残ることだけではなく、世界の中に日本があるという意識を持ちなるべく早く英語や国際的な考え方を子供達に取り入れていくことが大切だと考えています。英語においては今は小学生から導入されていますが、母国語が固まりきっていない幼児のうちに英語に触れていくことが望ましいです。
まずは簡単な日常会話や単語でも良いので語りかけや会話の中で取り入れてみると良いでしょう。英語の絵本を読み聞かせてみるのも良いそうです。
何より子供が楽しいと思えることが大切なので意気地になって厳しい教育や無理に教えるのではなく、まずはパパやママと一緒に楽しめるという感覚で英語に触れていくと良いです。
「英語なんてあんまり喋れないし、発音も分からないから恥ずかしい・・」
と思うかもしれませんが、安心してください。英語を中心に話しているフィリピンやシンガポールでも完璧な発音や文法で話しているかというとそうでもありません。日本人は完璧な発音や文法にこだわり過ぎてしまっていると感じています。片言で英語を話している国の方が多いくらいだし、そこまでこだわる必要はありません。
そしてインターナショナルな考えを持つということ。
外国では自分の意見を求められることが多いそうです。「これについてどう思う?」「あなたならどう考える?」ととっさに自分の意見や考えをアウトプットする場面が日本には少なくて戸惑うそうです。日本はこの考えにはこう、みたいな一方通行な教育が多いため無理もありません。
しかし自分の考えや意見を多く求められる世界になるべく早く馴染んでいかなければいけません。日本では早いうちに計算が出来るとか、ひらがなを覚えさせたいとか考えるかもしれませんが、根本的に大事なのは考える力、地頭を早いうちに鍛えることが大切です。
小学生の勉強というのは小学生からやっても間に合いますし、親も教えられるレベルのものばかりです。遅れたとしても大きな問題はありません。しかし地頭はなるべく早いうちから鍛えておくことが重要で、なぜこう思ったのか?どうしてこういう考えを持ったのか、を子供には大切にして欲しいと考えています。
それを言語化できることが大切であり、そこに正解不正解はまだ必要ないでしょう。一所懸命考えることが大切ですし、鍛える段階なのでどんな意見でも否定をせずに尊重しくことが大切です。
この2つの能力を伸ばすことを家庭学習の段階で取り入れていくことで将来の子供、そして日本の国際競争力は上がっていくと考えています。
おわりに
日本を取り巻く環境はどんどん変わって教育の場面でも昔のようなお受験のような勉強では競争力が磨けないのが現状で、資源の乏しい日本にとってはより厳しい競争になる世界になるでしょう。教育もより変化に応じた柔軟さも必要になっています。
とはいえ、何をするにしても、子供が楽しく成長を喜べるように導いてあげる。これが幼児教育において最も大切な親の役目だと考えています。
私の娘もまだ自分の意思疎通をハッキリできるほどの言語能力は無いですが、そんな時こそ英語を導入するチャンス!と捉えて上記のような勉強方法に加えてどんな効果のある学習方法があるか親の私からインプット中です。
まあ、最終的にどんな道を選ぶか、それは私が選ぶことではないですが・・
種は蒔くけれど、その芽を育てるかは子供が自由に選ぶべきと考えています。
親子共々これからも一緒に勉強しながら、皆さんを応援していきたいと思います!
最後までお読みくださりありがとうございました。
コメント