断片的なテクニックばかりを身につけて育児をしない
育児をしてからももちろんですが、子供が生まれる前からいろんな育児の本やYoutube、ブログを漁っています。
育児にはいろんな意見や見解がありますが、情報というのは見方や使い方によっては自分の理想としているゴールとは間違った方法に走ることがあります。
一番気をつけるべきなのは断片的なテクニックばかりを身につけて育児をしないということです。
ここにハマると自分にとっても子供にとっても苦しい子育てが待っています。
叱り方、褒め方、遊び方などいろんなことが本に書いてあります。
もちろんそういう事を知ることはとても良いことです。ですがそういう細かいテクニックや枝葉の部分ばかりを知ったところで子供は立派に育つのでしょうか、と言われたとき私はそれだけではNoと考えます。
テクニックばかりの恋愛で残念な人
例えば恋愛などでも同じじゃないでしょうか？テクニック部分で言うと、メールで好きにさせるテクニック、デートを楽しむメソッド、口説きの方法などなど、なんかいろんな恋愛術の本ってチラホラ見ますよね？ですが、部分的なテクニックを磨くばかりになんか残念な人になる人って見かけたことがあると思います。
- 合コンでアピールすることばかり学んで人の話を聞かない残念な人
- メールですごく口説き上手なのに、会ってみたら外見がルーズで一緒にいたくない人
- 見た目がすごく良いけど付き合ってみたら最悪な男
あなたも合コンや飲み会でこういう人に捕まってしまった、見かけた！ってこともあるかもしれません。
こういう断片的なテクニックだけ身につけてしまうとこういう残念な人が完成してしまうわけです。
こういう人たちってそれなりに学びはするけれども、枝葉の部分だけを学ぶとこうなってしまうわけです。
「合コンでは目立つ奴が持てると書いてあったから」
「今はオラオラ系が女子には持てるって書いてあったから」
いやいや・・と、対して目立つの好きじゃないのに無理に目立って残念な事になってるよ。
オラオラ系男子で持てる人って実は女子の意見も聞いてあげるし、選択肢もあげる。単なる自己中を目指したら離れていくんだよ、と
そういう人たちにとって逆にマニュアルって邪魔になる時さえあります。素で誠実に思いやりを持って接していれば恋人は出来るよ返ってって。
育児の根本は？
もちろん恋愛に限らず育児においても同じ事が起こる可能性はあります。断片的に叱り方や褒め方などにフォーカスしすぎると見失うことが多々あります。
「この本ではこう言ってたから、こういう叱り方をする」
「この育児本ではこう書いてあったから、こういう時はこうする」
でも本も必ずしも正解が書いてあるか分からないし、状況や子供の性格によっても適正な判断は異なります。いや、正確には何をしても答えはありません。結局は状況や子供をじっくりと観察し、自分がどうしていきたいか考えていくしかないのです。
決められた答えばかりを当たり前のように決めていくと、本当に子供のために何をしたら良いか考えなくなりますし、子供もそんな親の決まったやり方やマニュアル通りの行動に愛情を感じません。
「じゃあ、どうすれば良いの？」という事ですが、結局は
子供を観察し、状況を把握し、そのうえで愛情を持って接していく
という事に尽きるのでは？根本的な根っこの所はここではないでしょうか？
すごく曖昧で抽象的な答えですが、先述したとおり子供の性格にも状況によって違うから、こうしたら良いという判断は出来ません。しかしそれが出来ないのはマニュアルや本も同じです。これが出来るのは他でもないあなたです。そしてこれ以上でも無く、これ以下でもないです。
先ほどの恋愛で言ってみると、「じゃあ、どうしたらモテるの？」という問いに対して一言で表せるものでもないでしょう。敢えて言うと、誠実であること、愛があること、というのが恋愛の絶対条件じゃないでしょうか。わざわざ性格の悪い人と付き合いたい人はいないでしょうし、愛のない人と付き合いたい人はいないと思います。
とは言え、恋愛とて最後は相手と向き合い、誠実に愛を持って接していく、これ以上のことがありましょうか？もちろんそれで上手くいかないことも、フラれることもあるかもしれません。ですが、上手くいかないことも恋愛だし、この根本部分を知っていれば恋愛は最後は上手くいくと思っています。
話を育児に戻すとこちらももちろんそれでも上手くいくとは限りません。ですが部分部分で上手くいかなくても子供はしっかりと親に見てもらい、親にもらった愛情は覚えています。長期的に見れば上手くいく子育てと思います。
本やテクニックを身につけるのは悪いことではありません。そういったものは知識や選択肢を広くすることが出来ます。大事なのは何も考えずにそこに偏った判断と行動をしないこと、それに全てを依存しないことです。
断片的にテクニックに偏った教育方法だけを学ばずに、子供と向き合い根本を探る、ということを常に忘れないようにしていく、それだけであなたの子育ては将来的にグッと楽になると信じています。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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