命と死について考える絵本、子育てが楽になる本、2024年読んで良かった書籍ランキング

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2024年、読んで良かった絵本、書籍ランキングトップ3

2025年になりましたね。みなさん去年はどんな年になりましたか?

私は相変わらずお仕事が忙しくバタバタしていましたが、休憩の合間やちょっとの隙間時間に本を読んでいて、とても意義の深い年を迎えることが出来ました。

今回は私、なのパパが2024年に読んで良かった本を絵本、書籍に分けてトップ3で独断と偏見で紹介します。

絵本は「命」と「死」を題材にオススメしたい絵本を、書籍は主に子育てなど育児をするうえで参考になった本を紹介していきたいと思います。

残して逝くということ、残されて生きるということを考える絵本

3位 ねがいごと

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猫のミィは年をとり、自分のさよならの時が来ることを悟ります。ミィにとっては最期の時に飼い主のサキちゃんがどうやって悲しまずに笑っていてくれるか、あれこれ考えます。そしてミィは最期にサキちゃんが笑ってくれる最期の願い事をお願いして・・

旅立つ者が本当に望む者は何か?それは愛する人が笑って生きてくれること。

読み手である親も子供を残していつか死んでいきます。そして聞いている子供には時間が多くあり、親も、親戚も、ペットもいつかたくさんの死を見送る運命にあるのだと思います。

でも死んでいく者が最期に望むのは、ずっとあなたが笑ってくれること。だから悲しみを乗り越え笑って欲しい。きっとそんなメッセージが込められているのだと思います。

読んでいて、私もたくさんの死を目の当たりにして、きっと死んでいった犬や猫のためにも、笑顔で生きていこうと思えた1冊でした。

2位 わすれていいから

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猫である「俺」がまだ子猫の時に、少年の「お前」がいて、猫はどんどん大きくなりますが、少年はゆっくり大きくなります。「おまえ」にとって「おれ」はちょっとアニキで、「おれ」も「おまえ」もいつも一緒。

でも「おまえ」が学校に行き、いないことも増えて、やがて独り立ちをしていきます。「おれ」がだんだん小さくなっていくころには、「おまえ」はいなくて、「おれ」は悟ります。

「ああ、おまえ、あたらしいなわばりをみつけたんだな」。そして「おれ」は言います。「今までありがとう。おれのことはわすれていいから」

この本は以前に考察しましたので、是非読んでみてください。
誰も死なないけど死がそこにある絵本。残された大切な人にペットが送る感動の言葉「わすれていいから」

この本の魅力は文章が短いので読みやすいです。でもこの本は幼児に読み聞かせというよりは、同じようにペットを持ち実家から離れた若者や、同じように子供とペットを持つ親の方が理解できる本だと感じます。

以前も解説したとおり、誰も死なないし、死を連想させるものはほとんどないですが、死を間近に迎えた猫の話だと私は考えていて、死がないからこそ、深く、そして泣ける絵本です。

「覚えていて欲しい」よりも「わすれていい」。忘れないでと願うことよりも、忘れて良いから幸せでいてほしい、そんな親心や愛する者の願いを感じずにはいられず、思わず泣ける、大人向けの1冊です。

1位 いつでも会える

犬のシロは飼い主のミキちゃんといつも一緒。シロはミキちゃんが大好きで、いつも幸せ。でもミキちゃんがいなくなった。

シロは寂しくて、ミキちゃんが亡くなったことを理解できず、探し続けます。あるときミキちゃんがシロに語りかけます。

「もう一緒にご飯を食べられなくなったし、頭も撫でてあげることはできないけれど、ずっと一緒だよ」

シロはミキちゃんと再開します。目を閉じると、ミキちゃんはいつもそこにいる。2人はあの時のまま、ずっと一緒。

以前の解説はこちら
子供と死について考える絵本「いつでも会える」。大人も泣ける絵本のあらすじと学べること

この本は文章が短く、ホントに一言程度添えられるだけなので、大人も読み聞かせていて疲れません。なので0歳からでも読み聞かせられるのですが、それでいても泣けます。

デザインもシンプルで余白や配色も僅か、シンプルな絵本で言葉も少ない。でも先に泣くのはいつも大人という絵本です。

これだけ少ない情報量でこれだけ泣けて、子供にも読み聞かせられる絵本が存在していることに未だに凄いと思える1冊でした。何歳からの読み聞かせでも、大人が読むだけでも泣ける絵本なので、是非手に取ってみてください。

育児と教育の本、個人的ベストセラー

3位 母という呪縛 娘という牢獄

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※コミック版の案内は1巻です。

2018年、琵琶湖の河川敷でバラバラになった遺体が発見された。警察の調べにより、30代の娘が逮捕され、遺体は彼女の母親であることが判明した。自分の母親を殺害し、バラバラにして死体を遺棄するという残酷な事件だったが、娘は母親から過度な虐待を受けていることが判明した。医者になるように強要され、テストの点数が悪いと熱湯をかけられ、医大に落ちると「死ね!」などの暴言を吐かれ、医大に受かるまでに9浪もさせられ自由を奪われていた。追い詰められた娘が殺人に至るまでの地獄の苦しみと、「教育虐待」という問題を社会に認知させた実際にあった事件をもとにした書籍。

以前の解説はこちら
母親を殺害し遺体を切断。滋賀医科大学生母親殺害事件。娘の苦しみと母親の狂気。親として今考えるべき事

「うちの子が良い職業に就いてくれたらきっと安泰だろう」
「この習い事をさせれば将来うちの子は頭の良い子になってくれるだろう」

最初はそんな親心なのかもしれません。でもそれがいつしか自分の「絶対」になり、「願望」となり、そうじゃないと、子供が上手くいかないと許せなくなる。親も人間だからそんな瞬間が出てきてしまうのかもしれません。

そんなブレーキに歯止めが利かなくなったのがこの本のような事件を生んでしまい。事件にならなくても子供を過度に追い詰めてしまう結果になってしまうのかもしれません。

それは本当に子供のためですか?
それをやらなければ本当にあなたの子供はダメなのですか?

今もどこかで続いている親の「教育虐待」。親として子供の本当の気持ちに向き合って欲しいと思える本です。

2位 天才を育てた親はどんな言葉をかけていたのか?

エジソンやアインシュタイン、ナポレオン、ユング、ダーウィン。歴史に名を残す偉人たちも生まれつきの天才だったわけではなく、学校で問題児扱いされた時代、いじめにあっていた時代、他の子供と同じように出来なかった事が多々あった。そんな時に彼らの人生を後押ししたのは、常に親の言葉だった。彼らを天才にしたのは他でもない親の何気ない声の掛け方だった。

「今日学校に行きたくない・・」
「将来何になろうか悩んでいるんだけど・・」

そんな日はいつも忙しい朝の日に突然やってくるのかもしれません。

突然のことでなんと言って良いのか、でも仕事もあるし・・。しかしそんな日がいつか来るからこそ、親がどんな言葉を掛けるかで子供の人生が変わってしまうのかもしれません。

そんな時どんな言葉を掛けてあげれば良いのか、過去の偉人たちの親から学ぶだけではなく、Youtuberであり、教育評論家である親野智可等さんのアドバイスのもと、そんな時、どのように考え、どのような声を掛けてあげれば良いかの解説が付いています。

子供の相談や励ましはつい余計なアドバイスやダメ出しなどをしてしまいがちですが、どんな言葉が子供の悩みを解決し、大きな力になるのか、この1冊で全て分かります。

天才とは、親に強要されて生まれるものではありません。あなたのその一言で、子供の可能性がグンと上がる可能性がある。そんなヒントがここにあります。

1位 <叱る依存>がとまらない

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以前の解説はこちら
叱らない育児はやばいのか。「叱る依存がとまらない」の本の要約から、叱る危険と依存性を知る

「最近叱れない親が増えてダメだ!」
「厳しい指導が出来る人間が必要だ!」

日本には常に叱れる人が求められていて、叱れない人が増えている、とそんな世間の声がよく聞かれますが、本書では実は「叱る」という行為に対して限定的な効果しかないと指摘されています。

さらに叱る事で人は簡単に動いてくれるので叱る事で相手を動かす「叱る依存」という依存症に陥る可能性があると指摘されています。

確かに職場や教育現場では、いつも理不尽に怒る人、何を指示するにも何か怒っているような人というのを見かけますが、こういう人は叱る依存に陥っている可能性があるということです。依存は依存なので、それはアルコールや薬物に対する依存と同じで治療が必要になるという新しい依存の見解です。

叱るのは大事と日本では言われているけど、叱ってばかりの上司と仕事して楽しいでしょうか?部下の力は発揮できるのでしょうか?叱ってばかりの親から優秀な子供は誕生するのでしょうか?

その他、

「叱ると怒るは違うんだよ!」→「本当?」
「昭和の人は叱られてここまで日本を大きくした!」→「本当?」
「叱れない人が増えて日本はヤバい!」→「本当?」

叱る事が職場で、育児で本当に必要なのか、脳科学的に、論理的に、分かりやすく説明している1冊です。

私の結論としては、叱らなくても人は動いてくれます。叱らなくても子供を良く導くことは出来ます。そして叱らなくても厳しい指導は出来ます。叱らない事の重要性に気付けます。

育児をしている人に限らず、部下を指導する人、日本の全ての人に一度は読んで欲しい一冊です。


いかがだったでしょうか?

2025年は絵本は「命」にだけでなく、「友情」などを教える絵本や、大人も読んでいて楽しいと思えるような絵本を探してみたいと思います。

書籍に関しては教育や育児に関して役立つ本はもちろんのこと、大人にしってほしい教養や知識の本を紹介出来ればなと思っています。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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